西浜SLSCに所属したのは大学卒業した年の2002年。大学4年の夏が終わり、それは感無量のひと夏を過ごしたわけですが、しかしながらライフセービングが大学4年間の部活動に留まることに違和感がありました。2001年の8/31に片瀬西浜に足を運ぶと西浜SLSCの社会人、そして学生と異年齢の集団が、ひと夏の最終日を迎えている姿を間の当たりにしました。そして、やはり来年(2002年)、つまり社会人になってもこうやってひと夏を過ごし、熱くなれる仲間がいるクラブでライフセービングを続けたい。1からライフセービングをこのクラブで学びたい。60歳を過ぎても現役のライフセーバーでいたい。それができるのがやはり西浜なんだ!そう思ったのです。

IMG_2686 (編集済み)

さて、本題の競技やトレーニングの話になりますが、
社会人になってフレッシュな頃は右も左もわからずに…というのが当然のこと。しかも、ライフセービングを続けて行くこと、そして競技に於いてもまだまだやり抜きたい気持ちが大積みでした。
学生時代は学業、アルバイト、そしてほぼ毎日のトレーニング。といっても学生時代は本当に恵まれた環境でしたし、今に比べたら遥かに時間はありました。それでも2002年4月1日からは社会人。週に40時間の労働はは当たり前。そして当時は全く使えなかったPCの不慣れなこと、不慣れな書類の作成等。学生時代に何やってたんだろう…という社会の現実を目の当たりにします。
決して仕事を怠っているということはないのですが、仕事以外の時間はやはりトレーニングを第 一に考えていました。早朝の朝練、深夜近くまでのウエイトトレーニング。休日の2部練、3部練。ほぼほぼプライベート、いわゆる交友関係もLS関係者のみになっていったのかもしれません…(汗)全然効率いいトレーニングとは言えませんが、トレーニングを維持することに妥協はしなかったのかと思います。

15493667_1306076802798095_2346739607032530846_o[1]

そこで自然に身につけたのが、「環境の設定」今や学生さんも多く利用しているバイクを中古で購入し、移動時間の短縮を始めました。当時自宅から職場までバイクで約30分、帰りはジムまで約20分、帰宅の自宅までは約15分。公共交通機関の半分の時間に短縮しました。そしてこれは学生時代からもそうですが、睡眠時間は7時間はキープ、食事はトレーニング後30分以内(当時は実家なので母に感謝) で就寝2時間前には完食しておく。社会人になってからは学生時代以上に生活面で健康オタクのようになっていました。TVはほぼニュースのみ、ドラマは生活リズムの妨げになるので観ない。(観たらハマるタイプなんで)そんな生活です。
練習量や練習方法は多少変わりましたが、社会人になってからの生活スタイルは15年経った今もほぼ変わりません。

 

でもそれは、生涯現役でいたい、60歳でも前線に立つライフセーバーでありたい。そこに尽きます。

043

 

植木将人